あなたはまとめノートを無駄だと思っていませんか?
ですが、僕はよく大学で勉強したことでまとめノートを作っていて、有効に使い、テストでもいい点を取ることができています。
むしろ、まとめノートを作るようになってからの方がテストの点がいいです。
あなたがもうすでにまとめノートを作っているにも関わらず、成績が上がっていないのならば、問題なのはあなたのまとめノートの作り方と意識かもしれません。
そこで、まとめノートを有効に使いまくって成績を上げている僕が、まとめノートの有効な使い方とまとめ方を解説していきます!
僕と同じ意識を持ってまとめノートの作り方をまねることで、あなたの理解度は大きく上がり、成績もどんどん上がっていきます!
この記事のポイントは次の通りです。
- まとめノートは本当に無駄なのか?
- まとめノートを作る時にはっきりとした目的を持つ
- まとめノートを作る時の4つのステップ
- まとめノートは知識の確認の為に使う
まとめノートの定義
まず最初にまとめノートとは何かをしっかり定義しておきたいと思います。
そうしないと、各個人でまとめノートに対しての認識が違ったままになってしまうので。
この記事ではまとめノートを以下のように定義したいと思います。
- ある単元や分野ごとの重要な事項がまとめて書かれている
- 教科書のコピペなどではない(自分の言葉で書いている)
この条件を満たしているものをまとめノートとします。
この条件を守ってさえいれば色の量、文字の大きさ、ルーズリーフかどうかなどは問題にしません。
どちらもまとめノートを作る時にはどんなものでも意識しますよね。
まとめノートを作るのは勉強でもよくやると思います。
綺麗なノートを作ると言い換えてもいいかもしれませんね。
まとめノートを作るのは時間の無駄であるといった議論は多々起こっています。
それは本当でしょうか?考えていきたいと思います。
まとめノートを作るのは無駄?
まとめノートを作るのは無駄なのでしょうか?
無駄とする側の意見でよくあるのは
- 問題を解いた方が効率的
- 時間が非常にかかる
- 自己満足に終わってしまう
といったところでしょうか。
似たようなことはマーカーを教科書に引くかどうかにもありますね。
教科書にマーカーを引くことについては「教科書にマーカーは無駄!今すぐやめよう!」をご覧ください。
確かにそういう無駄だという意見もあります。
正直言って時間はかかるので、問題集を延々と解くより非効率な部分はあるでしょう。
綺麗にノートを作っても結局見ずに終わってしまう人も多いです。
これだけ見るとまとめノートなんて作らない方がいいような気がしてきてしまいますね(笑)
しかし、
まとめノートを作る時に必要な意識を理解し、
正しく有効にまとめノートを作り、使っていくことで勉強の効率と質が劇的に上がります!
まとめノートを作る(ノートまとめ)時に必要な意識
まとめノートを作る時に必要な意識とは
まとめノートをアウトプットの一環として作る
この意識だけです。
まとめノートは授業のノートを見やすいノートにするために作るものではありません。
あくまで、アウトプットとして作るのです。
自分の理解度を確認するためにノートを作る
こんな風に言い換えることもできます。
詳しくはノートの作り方の部分でも説明しますが、自分が完全に理解できている単元は何も見なくてもまとめノートを作ることができます。
逆に言えば、
まとめノートを作ることが出来なければ理解できていないことになります。
こういう意識を持ってまとめノートを作ることで、まとめノートを作った段階であなたの理解度は大きく変わります。
この意識を持つことは目的意識を持って行動することを意味します。
まとめノートを作る時に限らず、どんなときでも目的意識を持つことは重要です。
詳しくは「意識を変えろ!世界が変わって成績も劇的に上がる!」で説明していますので、
こちらも1度読んでください。
まとめノートの作り方
では、具体的にはまとめノートを作っていけばいいのでしょうか?
僕が実際に行っている勉強のまとめノートの作り方を紹介しましょう。
まとめノートを作る手順はそんなに多くありません。
- まとめたい部分の教科書を読み込む
- 内容を誰かに教えるつもりで口に出す
- 2を何も見ずにできるようになるまで繰りかえす
- 分かりやすく情報をノートに配置して書き込む
以上4つのステップでまとめノートを作っています。
ノートのまとめ方と言うより、勉強するときの心構えみたいになってしまいました(笑)
しかし、これを意識しながらまとめノートを作っていくと今までとは違う世界が見えてきます。
この方法で作ったまとめノートは特に理系科目、数学、理科と親和性が高いです。
数学、理科の勉強をするときにまとめノートを作ることで、勉強の質が劇的に上がります。
まとめノートを作る時の手順は、すべての手順が大事なんですが、特に2番目が一番重要です。
では、それぞれの手順について詳しく見ていきましょう。
1。まとめたい部分の教科書を読み込む
まず「1。まとめたい部分の教科書を読み込む」についてです。
当たり前の話ですが、まとめたい部分の内容を確認し理解しないとまとめることなど不可能です。
理解することがもっとも重要なので、ここで分からないことがあればどんなに些細な事でも先生や先輩に聞きまくりましょう。僕も非常に細かいことまで聞いていましたし、今も先輩とかに聞いています。
ここでは、自分がその部分で分からないことがなくなるように意識してください。
教科書を読み込み、数式があれば実際に自分でも計算してみて、時には質問をして、その部分に書いていることを理解しましょう。
書いていることをすべて理解できたと思えたら次のステップに進みます。
2。内容を誰かに教えるつもりで口に出す
次は「内容を誰かに教えるつもりで口に出す」を実行していきましょう。
なぜ、これを行うかと言うと、誰かに教えようとすると自分の理解度を確認することができるからです。
何も見ずに誰かにスラスラと説明できれば完全に理解できていると言えます。
しかし、途中で詰まることがあれば、そこが自分の理解できていないところになります。
そこを復習してまた同じように誰かに説明するように口に出していきましょう。
ここで誰かに実際に説明する必要はありません。壁に向かって説明するぐらいで十分です。
僕もよく部屋をウロウロしながら、呟いています(笑)
3。2を何も見ずにできるようになるまで繰り返す
これは上にも書いた通り、何も見ずに説明できるようになれば完全に理解できているといえるからです。
一回ではなかなかできる事ではありません。僕も一回では無理です。
なので、
できるようになるまで繰り返しましょう。
大事なのはできるようになるまで、という所です。
できるようになれば2回でも大丈夫です。なかなかできなければ10回以上やる必要もあるでしょう。
できるようになるまで妥協しないということが大事です。
僕は一日がかりでやっていたりもします。
大事なのはできるようになるまでやることです。
何も見ずにできるようになればまとめノートは8割完成したようなものです。
最後のステップに進みましょう。
4。分かりやすく情報をノートに配置して書き込む
最後に行うことは「4。分かりやすく情報をノートに配置して書き込む」です。
1で理解してことを2、3でブラッシュアップ。それをノートに書き込んでいきましょう。
2、3の間に教科書にあった余分な情報は削られています。
情報を配置して書き込むだけで非常に分かりやすいノートが出来上がります。
ここで気を付けることは色を使いすぎないことです。多くても黒+2色程度にしておきましょう。
せっかく整理された情報がかえって分かりにくくなってしまいます。
これでまとめノート完成ですね!おめでとうございます!
もう1度まとめノートを作るときのポイントをまとめておきます。
- まとめたい部分の教科書を読み込む
- 内容を誰かに教えるつもりで口に出す
- 2を何も見ずにできるようになるまで繰りかえす
- 分かりやすく情報をノートに配置して書き込む
まとめノートの使い方
作ったまとめノートはガンガン使っていきましょう!
主な使い方は知識の確認です。
自分なりのまとめノートなので、見るだけで、知識の確認は教科書より非常に簡単です。
確認は一瞬で終わります。時間の節約につながります。
さらにノートをもう一度書くことによってアウトプットとして確認できます。
つまり、まとめノートをもう一度ルーズリーフなどに何も見ずに再現するんです。
一言一句同じものを再現する必要はありません。重要なポイントが再現できていれば十分です。
- ノートを見るというインプット型の知識の確認
- ノートを再現するというアウトプット型の知識の確認
この二つを高効率に行うことができます。
これで知識の定着が劇的によくなります。
僕はこの作ったまとめノートを常に持ち歩いていました。
入試にも持って行って最後の確認として使っていました。確認した部分がそのまま入試に出たりして非常に助かりました。
作って満足することなく、持ち歩いてしっかりと知識の確認として使ってくださいね。
アウトプットの知識の確認は記憶の定着には非常に重要です。
アウトプットしなければ定着しないと言っても過言ではありません。
アウトプットして記憶を定着させる方法は「勉強した内容を定着させるために必要なたった1つのこと」で詳しく説明しているので、こちらを読んでください。
アウトプット型の知識の確認は専門書を読むときには特に重要です。
専門書をただ読書しているだけでは分かっているのか確認が難しいです。
そこで、まとめノートを使うことで、知識の確認ができます。
詳しくは「理系大学生なら身につけたい専門書を読むときの3つのポイント」をご覧ください。
まとめ
まとめノートは
- まとめたい部分の教科書を読み込む
- 内容を誰かに教えるつもりで口に出す
- 2を何も見ずにできるようになるまで繰りかえす
- 分かりやすく情報をノートに配置して書き込む
この手順を守って作ってください。
そしてノートは作りっぱなしにするのではなく、
- ノートを見るというインプット型の知識の確認
- ノートを再現するというアウトプット型の知識の確認
この2つの知識の確認として使ってください。
インプット型とアウトプット型の知識の確認に使えば、知識の定着が劇的に変わります。これで、「せっかくノートを作ったのに成果が出ない」と思うことはなくなります。
知識をばっちり定着させて、成績も上げていきましょう!
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