あなたはこんなことを考えたことがあるんじゃないですか?
勉強した内容をしっかり定着させるのって勉強する上でめちゃくちゃ大事ですよね。
でも、定着させることってなかなかできないんですよね・・・
僕も高校時代に勉強したことがなかなか定着せず、英語では赤点を連発していました。
ですが、今ではその日勉強したことはばっちり定着させることができています!
この記事では、現役塾講師の僕が
勉強したことをアウトプットして、脳に長期的に定着させる方法をあなたに教えます!
勉強したことを定着させるためにはアウトプットを活用することが1番です!
アウトプットを自由自在に使いこなせば、勉強したことを苦労することなく定着させることができます。
毎日コツコツと続けていくことが重要な方法なので、毎日続けてみてくださいね。
脳の記憶の仕組み
あなたは脳の記憶の仕組みを知っていますか?
- 手で書けば覚える
- 音読していれば勝手に覚える
などいろいろ思い浮かべることかと思います。
でも、それらはすべて手段にすぎません。
もっと根本的な仕組みがあり、それらを満たすために、書いたり、音読したりしているのです。
その根本的な記憶の仕組みにかかわってきている要素は以下の3つだけです。
- 回数
- インパクト
- アウトプット
この3つによって記憶の効率が大きく変わってきているのです。
逆に言えばこの3つ以外は正直どうでもいいんですよね。
勉強した内容を定着させたければこの3つにめちゃくちゃこだわっていきましょう。
回数
人間の脳はある事柄に触れる回数が多くなるほど記憶しやすくなる傾向があります。
これは覚えようとするしない関係ありません。
日常多く触れているものほど覚えてしまうのです。
例えば、朝学校に行くときに、同じ場所に毎日同じおばあちゃんが立っていたとします。
このおばあちゃんのことをきっとあなたは一か月もすれば覚えてしまうでしょう。
他にもテレビCMとかも何度も目にするうちに覚えてしまいますよね。
僕は毎朝自転車で通学しているのですが、同じ時間帯に、同じ場所ですれ違うおじいちゃんの顔を覚えてしまいました。
他にも、
- 駅前の信号が変わるタイミング
- 踏切の遮断機が下りている時間
などを僕は覚えてしまいました(笑)
あなたにもこんなことあるんじゃないですか?
これは勉強でも同じことが言えます。
1回よりも2回、3回と回数を重ねていくことで覚えていきます。
何回も繰り返し目にし、書くことで覚えていくのです。
覚えたいことに触れる回数を増やすために、音読や書き取りという手段が生まれてきたのです。
インパクト
次にインパクトについて説明します。
人間にとって非常にインパクトが大きかったことは回数が少なくても忘れることはありません。
しかも、非常に長期間覚えています。
このインパクトはあなたにとってのインパクトなので、他人にとってどうかということは関係ありません。
もちろんこれは勉強でも同じことです。
何か自分にとって革命的に衝撃を受けた単元があれば、その単元のことは覚えているでしょう。
例えば、僕は高校1年生の物理の空気抵抗の授業を6年以上たった今でも鮮明に覚えています。
羽とビー玉ではどちらが先に地面に落ちるか、ということを考えていた時のことです。
こんな風に思っていました。
ですが、筒の中に羽とビー玉を入れ、空気を抜くと、
羽とビー玉が同時に地面についたのです!
これは僕にとっては雷に打たれたぐらい衝撃的なことでした。
この授業は今でも忘れられません。
しかし、インパクトがあれば覚えられるということは、
興味がない単元のことは全く覚えられないということでもあります。
アウトプット
最後にアウトプットです。
アウトプットは脳にインプットした情報を出すことです。
どんな出し方であっても外に出していればアウトプットです。
なので、
- ノートに書き出す
- 声に出して音読する
- 誰かに説明する
- 問題を解く
これらはすべてアウトプットになります。
そして、アウトプットしていると、
この情報は重要だと脳が判断して定着します。
繰り返しアウトプットしていることは人間は忘れません。
他にも、自分の名前や住所などは忘れないですよね。
これは繰り返しアウトプットしているからです。
勉強で言えば、赤シートを使っている勉強法がこれになります。
赤シートで隠れている内容を思い出そうとする。
これも立派なアウトプットです。
アウトプットを重視する
意識すべきなのはアウトプットです。
なぜなら、すべての勉強内容にインパクトを与えることは困難です。
英単語は数千個覚えなくてはなりません。
数千個の英単語すべてにインパクトを与えることなんて不可能です。
回数はアウトプットを繰り返せば自然と増えていきます。
なので、勉強する際に意識して行うべきはアウトプットです。
これは学校の勉強に限った話ではありません。
資格や仕事の勉強でも一緒です。
定着させていきたいことはすべてアウトプットしなければなりません。
アウトプットを重視して意識的に行っていきましょう。
教えるというアウトプット
自分で勉強したことを授業する勢いで説明してみましょう。
この時生徒役は実際にいてもいなくても構いません。
実際に教える相手がいればよりよいものになるでしょう。
ですが、必ずいなければならないわけではありません。
いなければ自分が生徒役もしてしまえばいいだけの話です。
教えるつもりで実際にノートやホワイトボードなどに書きながら説明してみましょう。
こうすれば、声に出す、書くの両方を同時にこなすことができます。
また、しっかり理解していなければ教えることはできません。
自分が理解できていない部分を説明しようとすると、
どうしても上手な説明が出てきません。
そうなったところは理解がまだできていない部分なので、
もう少し勉強する必要がある部分だと気づくこともできます。
僕が他にやっている方法として、
自転車で帰宅する時にその日勉強したことをブツブツしゃべりながら思い出す
というのをやっています。
自転車の運転中は、読書はもちろんリスニングもできませんから、アウトプットにピッタリな環境です。
自転車を運転しているので、もちろんノートや教科書を見ることはできません。
数式や図も正確に思い出す必要があります。
思い出せない部分があれば、家に着いてからノートを見ればいいので、深刻に考える必要もありません。
自転車に乗りながらのアウトプットは上級者向けですが、自転車通学の人は試してみてください。
通学時間が有意義なものに変わりますよ。
説明するときにノートを使うなら、ついでにまとめノートも一緒に作ってしまいましょう!
まとめノートをセットで作っておくことで、復習にも役に立ちますよ!
まとめノートの作り方は「まとめノートは無駄じゃない!有効な使い方と作り方教えます」を読んでくださいね。
最後に
脳の記憶に重要な3つの要素は
- 回数
- インパクト
- アウトプット
この中で勉強で最も重視すべきなのは、アウトプットです!
アウトプットするときのコツは
勉強したことを誰かに教えるつもりで説明すること
この記事で説明したアウトプットを毎日続けていくことで、あなたが勉強したことはドンドン定着していきます!
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