理系大学生が研究室を選ぶ時のポイント3つ

大学生向け

理系の学生のあなたは4回生になると研究室に配属され、研究することになります。
研究室に配属されるような時期になると

「研究室ってどうやって選べばいいんだろう?」
「やばい研究室に配属されないだろうか?」

と言ったことを不安に思っていると思います。

僕も今は研究室で研究に励んでいますが、同じように

「研究室に入ってうまくやれなかったらどうしよう?」
「どうやって研究室を選ぼう?」

と不安に思っていました。
ですが、今は毎日楽しく研究することができています。

そこで今回はあなたに

研究室を選ぶときに意識するポイント3つをお教えします!

つまりは研究室の選び方と言い換えてもいいかもしれません。
これから教える3つのポイントを意識して研究室を選べばあなたの研究生活は楽しいものになること間違いなしです!

難しいことではないので、あなたも実践してくださいね。

研究室とは

研究室を選ぶ時のポイントを説明する前にまずは研究室についてのイメージを固めてほしいと思います。
なので、最初に研究室についてザックリ説明します。

研究室とは

学科内部で同じ内容の研究をしているグループ

のことです。

僕が所属している物理学科を例に挙げて説明します。
実は物理と一口に言ってもその範囲は非常に広いです。
量子力学に統計力学、宇宙物理、地球科学まで広い範囲になります。
その中でも、量子力学を研究している人たち、宇宙について研究している人たちといったようにグループに分けたのが研究室です。

研究室には基本的にボスと呼ばれる教授が一人います
教授が一つの研究室に複数いるのはあまりありません。
そのボスの教授の下に准教授や助教授がいます。
小さな研究室の場合、教員は教授だけであったり、ボスが准教授だったりします。

学生は博士の学生、修士の学生、学部の学生の三種類に分けられます。
あなたは学部の学生として研究室に配属されます。
つまりは一番下っ端です。
先輩となる修士の学生や博士の学生に教えてもらいながら研究を進めていくことになります。

研究室でやることとして大きなことはゼミがあります。
輪講と言ったりもしますが、

一冊の本を担当に分け、各々読み、自分の担当分を発表する

というのがゼミの大まかな流れです。
その他実験についての研修などがあります。

研究室を選ぶ時のポイント3つ

研究室についてのイメージが固まってきたところで、本題の研究室を選ぶ時のポイント3つを説明します。
3つのポイントとは

  • 教員が学生にどう接しているか
  • 研究室としての業績はどうなっているのか
  • 学生間の雰囲気はどんな感じか

の3つです。
この3つのポイントさえ意識して研究室を選べばまず失敗することはありません。

ただ、自分が興味を持っている内容の研究室を選ぶことを大前提にしています。
興味がない研究室ではこの3つのポイントを意識してもうまくいきません。
なので、まずは興味がある研究室をいくつかピックアップしてください。
そのあと、この3つのポイントで絞り込んでいってください。

教員が学生にどう接しているか

まず重要なポイントになってくるのが

教員が学生にどう接しているか

です。教員との相性と言ってもいいでしょう。

これが重要なポイントになってくる理由は
アカハラがあるのかどうかの確認
どれぐらい研究に対しての指導、アドバイスをしてくれるのかの確認
この2つのことが確認できるからです。

アカハラ(アカデミックハラスメント;簡単に言うと教授などの教員からのパワハラ、モラハラ、セクハラ)の有無は非常に大切です。
アカハラが横行している研究室ではろくに研究することができません。
それどころか鬱など精神を破壊されてしまうかもしれません。
実際にアカハラにより、大学に通うことができなくなる、音信不通になる、失踪してしまうなどの事例があります。

次に研究に対しての指導、アドバイスの有無の確認も非常に重要です。
研究が何の障害もなくすんなりいくことはまずありえません。
どんなに優秀な学生でもあり得ません。
なので、教員からのアドバイスがあれば研究の問題を解消し、研究を進めることが可能です。
ですが、アドバイスも指導もなければ全く研究が進まず、学会発表はおろか卒業すら怪しくなります。

以上の観点から教員が学生にどう接しているかの確認は重要です。

確認の方法としては

絶対に研究室の学生に聞いて下さい!

教員に聞いてはいけません。
これから配属されるかもしれない学生に
「うちでは学生の研究にアドバイスはしないし、ゼミの発表で罵倒するよ」
なんて正直に言う教員なんていません。
なので、普段から教員に接している研究室の学生に聞いてみましょう。
単刀直入に
「○○先生って普段はどんな感じなんですか?」
と聞けば大丈夫です。

僕もこんな感じで担当直入に聞きました。
そして今の研究室のボスが教育熱心だったので、今の研究室に決めました。
実際学生の研究を気にかけてくれますし、教授とのミーティングもどんなに忙しくてもしっかりやってくれます。
忙しいときでも質問や相談に行けば必ず答えてくれるので、研究もはかどっています。

研究室としての業績はどうなっているのか

研究力があるかどうかを確認するためにはやはり

業績はどうなっているのか

を確認しなければなりません。
とは言っても、「研究室の業績ってなんだ?ノーベル賞?」とよくわからないかもしれませんね。
そんなときは

研究室のホームページを見ましょう!

僕は今の研究室のホームページを隅から隅まで見ました。
毎日のように見ていたので、よく見るサイト一覧に出てきたほどです。
研究室のホームページは情報の宝庫です。
構成メンバーからボスの経歴まで何でも分かります。
ほしい情報があればとりあえずホームページを見る感じです。

そんな研究室のホームページには必ずニュースのページがあります。
そのニュースのページを見ましょう。
そこに研究室の業績が基本的に載っています。
注意して見るべき部分は

  • 論文のプレスリリース
  • 学会での賞

この2つです。
研究室の仕事の1つに研究成果を論文にまとめて世界に発信することがあります。
その論文が権威ある学術誌、つまりはいい雑誌に載るとプレスリリースを出します。
プレスリリースは報道機関への発表用の「誰にでもわかる論文の解説」と思ってください。
これが多いということは、いい論文を多数発表していることになります。
つまりは、研究力があることの裏付けとも言えます、

論文の数が知りたければ、教授の個人ページを見るか、検索してみるといいでしょう。
ScopusというサイトやarXivといったサイトで検索できるので、教授の名前で検索してみましょう。
個人のパソコンでは論文の閲覧はできませんが、大学のパソコンでは閲覧できるので、試してみてください。

次に注目するのは学会での賞です。
若手ポスター賞などの賞です。
学会の賞となると個人の成果のような気がしますが、そうではありません。
賞を多く取る研究室はやはり決まっています。
あなたが検討している研究室に賞が多い
=発表のノウハウ、指導がある、ということを表します。
今の時代、研究者にはプレゼン能力も求められますから、これも研究力の一環だと言えるでしょう。

学生間の雰囲気はどんな感じか

意外とみんな軽視しがちなのが、学生間の雰囲気です。

研究内容や実験装置に目が行きがちですが、学生間の雰囲気は非常に重要です。
あなたが研究室に入れば毎日長時間顔を合わせる相手です。
雰囲気がギスギスしていたり、殺伐だったりすると、研究室に行くのがつらくなります。
研究室に行くのがつらくなれば研究なんて進みません。
なので、雰囲気はぜひ確認すべきです。

これも先輩に直接聞いてはいけません。
多くの場合「仲がいい」と言われることでしょう。
なのでこれは、先生に聞いてみるのが結構おすすめです。
リアルな部分を教えてくれたりします。
個人的におすすめな方法としては

廊下からふらっと研究室を覗いてみる

というのがあります。
ふとした時の雰囲気がその研究室のリアルな雰囲気です。
覗き込みすぎには注意です。
完全に怪しい人になってしまうので、通報されるかもしれません。
怪しくならない程度に覗いて雰囲気を知りましょう!

ちなみにですが、僕の研究室の雰囲気は結構いいです。
基本的に静かですが、仲良くしゃべったりもします。
おかげで楽しく過ごすことができています。

研究室の雰囲気の確認はしっかりしてくださいね!
さぼっているととんでもないことになるかもしれません。

まとめ

研究室の選び方、そのポイントは

  • 教員が学生にどう接しているか
  • 研究室としての業績はどうなっているのか
  • 学生間の雰囲気はどんな感じか

この3つです。
それぞれ知る方法が

  • 先輩に聞く
  • ホームページを見る
  • 廊下から覗いてみる

と違うので、それぞれやってみてくださいね。

研究室選びに成功すれば、あなたの研究はきっと楽しいものになります!
3つのポイントを意識して、あなたに合った研究室を選んでくださいね!

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